安全靴という言葉を聞いたことがあるだろうか。
安全靴は、足を保護するために設計された特殊な靴で、特に作業現場や危険が伴う環境で使用される。つま先部分に金属や合成素材が内蔵されており、重い物が落ちてきた時の衝撃から足を守る。靴底が滑りにくい素材でできており、濡れた場所や油などがある場所での滑り事故を防ぎ、靴底が鋭い物(釘やガラスなど)によって貫通しないように、強化された構造を持っている。
極端な温度条件下でも足を保護するための断熱素材が使用されているので、熱せられた鉄板等からも足を保護してくれる。
「優れているかもしれないが安全靴は地味でダサい。」 そんなイメージがあるかもしれないが、今は違う。そうおしゃれなデザインの安全靴がたくさんあるのだ。


上記以外にも赤や紫などカラー展開は充実している。
履き心地もよい。
少し派手だと感じる方もいるだろう。少し控えめなデザインの安全靴ももちろんある。
安全靴は作業者のためのものだと思うだろうが、日本に住む者全員に所有しておいてもらいたいことを強く伝えたい。
なぜなら災害時に役に立つからだ。だからこそ、できるだけ派手な安全靴を選んでもらいたい。
災害時は電気が止まる場合が多いため、少しでも明るい色の方が都合がよい事がある。
派手な色の靴は、暗闇の中でも他の人に気づかれやすくなる。特に夜間や停電時には、鮮やかな色が視認性を高め、周囲の人が互いに位置を確認しやすくなるのはもちろんのこと、救助が必要な状況に陥った場合、派手なカラーの安全靴は救助隊があなたを発見しやすくしてくれる。暗い場所でも、目立つ色は他の物と区別しやすいため、早期の救助が期待できるのだ。
視界が悪い環境では、他の人や物に誤ってぶつかるリスクが高まるが、明るい色の安全靴は周囲の人に注意を促し、衝突を防ぐことができる。
南海トラフ地震の危機が切迫し始めている昨今、我々は自分で自分の命を守る事前準備をしなければならない。
避難所に向かうのに、瓦礫の山(割れたガラスや陶器やプラスチックや木片、そして金属類)の上を歩く状況を想像してほしい。
崩れかけのビルからはガラス片や外壁が落ちてくる、そんな道を歩き避難所へ向かうことができるか。
安全靴があるだけで安心感はぐっと上がるのだ。
災害時に役に立つ事項
- 落下物から足を保護: 災害時に建物や構造物が崩壊する可能性があるため、重い物が落下してもつま先部分が保護されます。
- ガラスや鋭利な物の踏み抜き防止: 災害時の破片や尖った物が散乱している環境でも、耐刺傷性により足裏を守ります。
- 滑りやすい場所での安全確保: 災害後、濡れた場所や油などが流出する可能性があるため、耐滑性が滑り事故を防ぎます。
- 火災時の耐熱性: 火災に遭遇した際にも、耐熱性により足を保護し、火傷を防ぎます。
- 寒冷地での保温効果: 災害が発生し、寒冷地に取り残された場合でも、耐寒性により足元を温かく保つことができます。
- 化学物質の漏洩時の保護: 化学工場や倉庫での災害時に化学物質が漏洩しても、耐化学性の安全靴が足を保護します。
- 長時間の使用による疲労軽減: クッション性や快適性が考慮されており、長時間の避難や復旧作業でも疲れを軽減します。
- 電気的な危険からの保護: 電線が切れて地面に触れている状況でも、絶縁機能がある安全靴が感電を防ぎます。
- 水の浸入を防ぐ: 水密性が高い安全靴は、浸水した地域でも足を乾燥させ、冷えや感染症のリスクを軽減します。
- 通気性による快適性: 通気性のある安全靴は、長時間の使用でも足の蒸れを防ぎ、快適な状態を保ちます。
安全靴は高機能なわりに低価格で手に入れることが可能だ。
ケガのリスクを減らすためにも、地震大国日本に住む人の必需品として扱われてほしい靴である。







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